ブログでもお伝えしたとおり、9月は2つの学会に参加してきました。

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学会についての記事


今回は、
日本健康心理学会
第28回大会

について。



(会場)
健康心理学会第28回大会_obirin

(ワタクシw)
健康心理学会第28回大会_齋藤

(司会・シンポジスト・指定討論者の皆さんで)
健康心理学会第28回大会_集合


修士時代に実習に行かせていただいた岡部Dr(左端)にも再会でき、貴重なお話を聞くことができました。

岡部Drは、「総合診療・地域医療」を早くから実践されてきた方です。

今では馴染みのある言葉になりましたが、草の根的に広げてきたという姿勢には頭が上がりません。

「辺境」において問題は露呈する
「お互い様」のシステム
省察的実践家


などなど、様々なヒントが得られたように思います。

このような場を与えてくださった指導教授にも感謝いたします。


その他の発表で興味深かったのは、心的外傷後成長を指す
『ポスト・トラウマティック・グロース(PTG)』です。

※PTGとは
 
「危機的な出来事や困難な経験との精神的なもがき・闘いの結果生ずる、ポジティブな心理的変容の体験」のこと

「逆境から立ち直るしなやかな強さ」とも言われる
『レジリエンス』とも類似する概念かと思います。

日本でも、災害からの復興を契機として少しずつ知見が積み上げられつつあるな、というのが実感です。

(参考記事)
PTG(トラウマ後の成長)とは?

この概念は、辛い体験を経験した方の、「(人生の)新しい意味づけや成長」にもつながるものかと思いますので、今後も動向には注視してみたいと思っています。



SHINYA